シェフ
CHEF
幸福な時間が流れる舞台、
トゥールダルジャン 東京を支える職人たち
ルノー オージエ Renaud Augier
エグゼクティブシェフ
レストランの経営をしていた祖母の影響で、幼い頃から将来の夢は料理人。16歳で一ツ星レストランでの修行をスタートさせ、その後も夢に向かって突き進んできました。愛する日本で、フランス食文化の魅力をお届けする事に誇りを感じています。これからも約400年のトゥールダルジャン パリ本店の伝統とエスプリを継承しながら新しいクリエイションをお届けいたします。
プロフィール
Profile
フランス グルノーブル地方の出身。かずかずの三ツ星レストランで修業を重ね、トゥールダルジャン パリ本店を経て2013年春に世界唯一の支店であるトゥールダルジャン 東京のエグゼクティブシェフに就任。32歳という若さでトゥールダルジャンのそれぞれの時代を担ってきた偉大なシェフたちの歴史に新たに加わりました。
料理人を目指して修行をスタート
いくつかの名店での研修を通して、ごく若い時期から料理への情熱と感性など、際立った実力を認められ、リヨンの近くにあるBresse地方の偉大な三ツ星レストランGeorges Blanc-Hotel & Spa-Vonnasで本格的なキャリアをスタートさせました。
さらなるステップアップ
その後、BordeauxとToulouseの間に位置する偉大なシェフMichel Trama氏がオーナーをつとめる三ツ星レストランLes Loges de L’Aubergade-Puymirolで経験を重ねました。
その優秀な仕事ぶりを日々、見続けていたオーナーMichel Trama氏の抜擢によって、あのアラン・デュカス氏がシェフをつとめる南フランスのモナコにある世界的に著名な三ツ星レストラン、Hôtel de Paris-Monaco Le Louis XVに推薦され、確実にそのステップを登っていきました。さらに、シャンパーニュ地方のReimsにある有名なPhilippe Mille氏がシェフを務める二ツ星レストラン Château les Crayères-Reimsで経験を重ねました。
そして、トゥールダルジャン パリ本店を経て2013年から、その技と感性をトゥールダルジャンの世界唯一の支店であるトゥールダルジャン 東京で発揮することとなりました。
フランス各地方で出会った素材がもたらす豊かなイマジネーション
彼の料理人としての道のりは、まるでフランス各地方を巡る旅、「トゥールドフランス」のように、フランスの山地や海辺などそれぞれ異なった特徴を持つ地方の食文化の中で、その産地で出会った魅力的な素材にインスパイアされて、卓越した技術と感性を身につけました。
ついに2019年度M.O.F.を受章!今世紀初の快挙を成し遂げたルノー・オージエ
2011年11月には、テタンジェ インターナショナル料理コンクールにて準優勝。2015年には、フランス料理界最高峰の栄誉であるM.O.F.(Meilleur Ouvrier de France / フランス国家最優秀職人章)に初挑戦し、5人のファイナリストに残りました。M.O.Fは例えてみれば、ちょうど人間国宝にも相当する称号といえるでしょう。
そして今回二度目の挑戦で、ついに2019年度M.O.F.(フランス国家最優秀職人章)を受章しました。
料理部門で選ばれた7名の内、最年少での受章。日本在住のシェフがM.O.F.に選ばれるのは実に37年ぶりであり、今世紀初の快挙です。5月13日には、パリのエリゼ宮でフランス大統領からメダルを授与され、新たなM.O.F.の誕生となりました。